こんばんは。さるぼぼ母です。
トランプ次期大統領の就任式が目前に近づいてきました。相も変わらず、いろんな話題を提供していますね。
米国史上最大の反対デモが行われる可能性。
トランプ氏が大統領選で勝利した夜、ニューヨークやロサンゼルスをはじめとした全米各地では数十万人規模の大規模なデモが行われました。人種や女性への偏見を公言して憚らない次期大統領に対して、今も不安や反対の声を上げる人も多いようです。twitterではなんと「トランプ暗殺」なるコメントであふれかえり、セレブたちはアメリカ脱出を計画し、トランプ氏が当選確実だと報道されたとたんカナダ移民サイトがパンクするなど、アメリカ国内でもさまざまな反応が起きているようです。
また、就任式では人権団体が数十万人規模のデモを行う計画があるという報道もあります。参加者は計100万人に上るだろうという予測もあり、大統領就任への抗議活動では過去最大級になる可能性があると警戒しているといいます。
また、エルトン・ジョンやセリーヌ・ディオンなどの著名人が就任式への出演依頼を断ったとされており、米国史上最大の反対の多い大統領となりそうです。記憶する限り、就任前にトラブルや反対が多かった大統領はその後もトラブル続き、トランプ政権の船出は厳しいものになるでしょう。
無責任な発言をtwitter上で連発。
アメリカ国民の不安をよそに、当のトランプ次期大統領は、twitterでの発言を連発し、アメリカという世界でも影響力の大きい国の代表としては、あるまじき発言を繰り返して、その軽はずみで一方的な発言に、政府内外からも顰蹙を買っているようです。
トランプ氏の言動は想像を遥かに超えているらしく、つい先ほどもシュワちゃんことシュワルツネッガー元カリフォルニア州知事に関して、twitterで挑発的な発言したのに対し、シュワちゃんが大人の対応をしたという話題がネットに流れました。
というわけで、トランプ氏のtwitterをフォローしてみました。
たしかにすごいです。
トランプ氏が築くとしているメキシコ国境の壁についても建設費用について、米国が負担したあとメキシコに請求する考えをtwitter上で披露したり、
トヨタがメキシコに工場を作ることについて、「トヨタはメキシコに新工場を建設し、米国向けにカローラを造ると言っている。あり得ない!!」として、トヨタを非難、アメリカ国内で生産しなければ、高い関税を払わせる、と発言したり、
北朝鮮に対しても、核弾頭を搭載したミサイルで米本土を攻撃するという情報について、そのようなことは起きない、と発言したり、
ロシアについても大絶賛。「ロシアと良好な関係を否定するのはマヌケと愚か者だけ」と発言しています。
また、ロシア政府がトランプ氏を大統領選で有利にするためにCIAなどの情報機関がハッキングを攻撃を仕掛けたと結論付けたことに対しても、「情報機関が(ハッキングに関する)報告を延期をしたのは、何かおかしな理由があるのでは?」と民主党の関与を疑うような発言をしています。
これまでにトランプ氏は公式な記者会見を行わず、こういった形で一方的にtwitter上で政策に関する発言や考えを公開していることについて、米国内ではますます混乱、不安が募ってるようです。
史上最悪の米国大統領誕生か?
実際にこういった発言や、投稿写真などを見るにつけ、正直言って、なんと無責任な発言が多いのだろう、と感じてしまうのは私だけではないのでしょう。
正直言って、知性を感じないのです。トランプ氏がさんざん非難しているオバマ現大統領には、知性だけでなく人格的にも優れたものを感じました。大統領就任式を見て、あれほど(アメリカ国民でもないのに)期待にワクワクさせてくれた大統領は今までいなかったように思います。また、「演出」だと非難はされていますが、2016年5月27日に実際に広島に足を運んで、行われたオバマ大統領のスピーチ、そして、被爆者への包容に対して感動を覚えた人は多かったのではないでしょうか。
ジョージ・ブッシュ元大統領は、史上最悪の大統領と呼ばれているようですが、もしかすると、トランプ氏はそれを超えるかもしれません。
オバマ大統領が最後まで苦労していたオバマケアなどの政策をことごとくぶち壊すと発言し、ロシアのプーチン大統領を絶賛し、閣僚に政治経験のない評判の悪い経営者を多用し、人種・女性差別発言を繰り返す前代未聞の大統領が誕生します。アメリカ国民でなくともため息をつかざるを得ません。
トランプ氏が大統領に決まって株価は上昇していますが、これがいつまで続くのか、経済は良くなるのか、そこだけがトランプ政権に対する希望です。
20日の就任式に何が起きるのか、ぜひとも見届けないといけません。
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