Amazonダッシュボタンにバーチャル版が登場?「Alexa」をはじめとした次々に開発されるサービスに利用者はついていけるのか。

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こんにちは。さるぼぼ母です。

以前にAmazonダッシュボードの事で記事を書いたことがあります。

その時にAmazonダッシュボードについて「冷蔵庫の壁面を埋め尽くすデバイス」の滑稽さについて失笑したことを書いたのですが、今日、こんな記事を見かけました。


この中でAmazonがダッシュボタンのバーチャル版をリリース、Amazonプライム会員は無料で提供し、ボタンの作成は「物理的なダッシュボタンがなくても、Webサイトまたアプリのトップにバーチャル版が表示されるようになった」という。

またしても疑問。では物理的なダッシュボタン作らなくなる人がいるんではないの?それって、結構無駄ってことない?

私はものづくりのロットが結構製造コストに響いてくることはよく知ってるのですが、バーチャルなボタンに流れていく代わりに減るダッシュボタンの利用数は製造を担保できるのだろうか?

バーチャルダッシュボタンはWebサイトまたはアプリのトップに表示される、っていいますが、今のAmazonのインターフェイスの上に出るのかしら?それともアプリかなにか特別なインターフェイスがまた出て来るわけ?

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それでもAmazonはショッピングサイトとしては最高に優れている。

まあ、現在のAmazonの利用者はそもそもがWebサイトをメインに作られているような気がします。スマホ版のアプリをダウンロードして使ってはいるのですが、Webサイトの簡易版であまりスマホに特化したUIじゃないんですよね。AmazonのWebサイト(というかサービスの仕組み)は本当によくできていて、

「この商品を買った人はこちらも買っています」

とか自分の履歴や関心に近い商品が表示されたり、これはほぼマーケティングオートメーションだと思うんですが、自分が見ている商品がメールでおすすめとして送られてくる。まったく、Amazonにいつも監視されてるんじゃないの?と思うくらい、UIやサービスがこちらに合わせて変化してくれてるんですよね。

それに比べて楽天は、一商品の名前を検索すると、さまざまなショップが並列に表示される。しかも条件バラバラなんで、どれがいいのかさっぱりわからない。楽天ブックスなんて、タイトルが全部表示されないんですよね。だから長いタイトル+巻数の書籍なんて、ぜ~んぶ同じ名前になって表示されて、クリックして見ないとさっぱりわからない。

楽天見ていると目がチカチカしちゃって、どれを選べばいいか(どのショップで買えばいいのか)わからなくなってしまいます。まあ、そこが販売側にすればいいところなんでしょうが...。

さらに楽天の悪口ではないのですが、楽天に出店する各店舗のページを見ると、とにかく長い。Webデザイン的に言えば、シングルページでできたランディングページなんですね、商品ページが。

しかも、商品にたどり着くまでに何度も何度も宣伝が入り、価格や購入ボタンにたどり着くまでに目が回る(◎_◎;)。いや、毎回楽天で買い物するたびに思います。なんでこんなにページが長いの?さらにボタンにたどり着くまでに何度も同じ宣伝表示させるの? みたいな。

これを称して「楽天メソッド」と言った人がいましたが(本当にあるのか?)、このチラシのようなデザインは外国にはなく、日本独自のもののようなのです。実際にたとえば、年末一番人気の「かに」を楽天で探してみようとすると、とにかく大変。良さそうなお店にたどり着いてからが長い。ページが。

どうしてこうなっちゃったのかさっぱりわからないのですが、それに比べるとAmazonのインターフェイスは抜群に優れているわけです。さらにそれを進化させた考え方ってわけですね。Amazonダッシュボタン。

まだ、日本ではリリースされていないようですが、時間の問題でしょう。

Amazonデバイス最大のヒットとなった「Amazon Echo」。

日本のAmazonではまだのようですが、先日書いたAmazon GOの他にも米国ではすでにリリースされたいろんなサービスがAmazonには用意されている模様です。

たとえば、話しかけるとすぐに応答し、まるで人間と会話しているように返答してくれるスピーカータイプの音声アシスタント端末「Amazon Echo」は英語圏でAmazonのハードウェアとしては、最大のヒットとなっているようです。

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Amazon Echoのデバイス

しかし、最大のヒットとなっている原因はAmazon Echoそのものではなく、その中で使われているクラウドベースの人工知能「Alexa」であると言われています。AmazonはIoTでも世界に先駆けて、一歩リードしようとしているようです。

しかし、Alexaにまつわるトラブルも報告されていて、この間こんな報道がされたのを目にしました。

(出典:ROBOTTER)

米国に住む6歳の女の子がAmazon Echoに「ドールハウスとクッキーを買って」と言ったところ、2万円近く相当のドールハウスと2kgあまりのクッキーが届いたという。この高価なドールハウスとクッキーは寄付されることになっといいますが、結局この微笑ましい出来事はそれで終わりませんでした。

ニュースでこの事が取り上げられたからです。アナウンサーがこの事に触れた時に「Alexa、私にドールハウスを注文して」という言葉を発したことが原因で、そのニュースをつけていた家庭でAmazon Echoがその声に反応して、大量のドールハウスが注文されたというのです。

ちなみにちゃんと音声認識と決済認証をAmazon Echoに設定しておけば、問題なかったものを、設定が面倒だとして怠った結果起こったようで、実際に誤発注はキャンセルされた、ということで事は収まったようです。

とはいえ、AmazonEchoが上陸する日も近そうですね。

いちばん身近な音声アシスタントAI「Siri」

私たちの周囲で最も身近な音声アシスタントは間違いなくiPhone搭載の「Siri」でしょう。iPhone6では、Siriには「Hey! Siri」という機能が搭載され、「Hey! Siri」を設定すると、「Hey! Siri」と話すだけで勝手に(ロックされた状態でも)Siriは起動して話し出します。

私はiPhone6を使っているのですが、Siriはほとんど活用したことがありません。ただ、最初の設定の時に、面白がって「Hey! Siri」を設定したことをすっかり忘れてしまっていたのですが、この間、ネットで「Hey! Siri」の設定の仕方の記事を見かけたので、家でその話をしようとしたところ、いきなり起動。しかも、その後さるぼぼ君の本名に「い」「し」が含まれているせいか、彼の名前を読んだとたんにSiriが起動(◎_◎;)

さらに、会社でその話をしようとして「『Hey! Siri』と言ったら起動した」と言った途端にまたSiriは起動(大汗)。大きな声(?)で「何か御用ですか?」と会社内に響き渡る音量で答えたものですから、周りが大爆笑。冷や汗ものでした。

音声アシスタントは今後、生活の中にどんどん入っていくに違いありません。これ、便利なようですが、きっと指紋のように私たちを認識するシステムとしても機能していくとすれば、監視システムとしても機能していくのかもしれません。ジョージ・オーウェルの「1984」や「パーソン・オブ・インタレスト」の世界はもうそこまで来ているのかもしれません。