さるぼぼ父である。
今回はアイドル・グループを紹介したい。楽器を持たない女性パンク・グループだ。
声、身体表現、ステージングすべてでパンクをやる女の子たちだ。
復習しよう。BiSHのメンバーとCDと
【メンバー】
アイナ・ジ・エンド
(おくりびと担当/12月27日生まれ)
セントチヒロ・チッチ
(見た目は真面目、中身は悪女 これでも彼氏は2人まで担当/5月8日生まれ)
モモコグミカンパニー
(あまのじゃく担当/9月4日生まれ)
ハシヤスメ・アツコ
(メガネ担当/9月27日生まれ)
リンリン
(無口担当/3月9日生まれ)
アユニ・D
(僕の妹がこんなに可愛いわけがない担当/10月12日生まれ)
【CDリリース】
●2015年5月、「Brand-new idol SHiT」でアルバム・デビュー。
●2016年1月、セカンド・アルバム「FAKE METAL JACKET」リリース。
●2016年5月、シングル「DEADMAN」でメジャー・デビュー。
●2016年10月、メジャー・ファースト・アルバム「KiLLER BiSH」リリース。
似たような名前を持つグループ、Bisとは違う
Bisというグループもいる。これは2010年から活動スタート、2014年の横浜アリーナ公演をもって解散、第一期の活動を終えたが、2016年、第一期のコア/メンバーだったプー・ルイが中心となり第二期活動を開始。
でもBisもBiSHも仕掛け人は同じ。渡辺 淳之介
渡辺 淳之介はBis解散後自分の会社を立ち上げ、いくつかの「地下アイドル」と称されるグループをプロデュース、そのひとつがBiSHだ。桐朋高校中退、大検受けて早大政経卒という経歴。
まっとうに怪しい意志を感じて、共感する人生経路だ。泣く。
サウンドプロデュースは、柴咲コウや中川翔子にも楽曲を提供する松隈ケンタ
いい作曲です。いい編曲です。2017年はBiSHバックバンドを率いてライブもサポートする。これはぜひ聴いてみたい。絶対に泣くから。
メンバー自作歌詞多め。しかもなかなかに秀逸。
作曲はほとんど松隈ケンタだが、作詞はメンバー、それも単独作詞曲が多い。なかでも狂気リンリンとインテリちゃんモモコグミカンパニーのセンスが光るが、なんといっても最近最大の名作は北海道出身、2016年8月に加入したアユニ・Dが書いた「本当本気」だ。泣く。
振り付けはほぼメイン・ボーカルと言っていい天才パフォーマー、アイナ・ジ・エンドだ
立っている姿を見るだけで、彼女がダンスの素養を備えていることがすぐ分かる。この動画でアイナ・ジ・エンドのゆたかな身体の資質を知ることができる。
誰もが口を揃えて「アイナはすばらしい」と言う。声量とピッチのコントロールと高音域での金属的な掠れを伴う声の伸びは天然記念物に指定したい、いや間違えた人間国宝に指定したいくらいだ。
2016年の末、声帯結節除去の手術を受けた。一年間喉の不調をステロイドで抑えて過酷なステージを乗り切ってきたのだ。泣ける。
術後問題なく歌いきっている。ある程度ハスキーボイスを維持するように施術したらしい。日本の女性ボーカリストとして将来がものすごく楽しみな存在だ。若死にせず長生きをして、幸せなおばあさんになったジャニス・ジョプリン。そんなアンナ・ジ・エンドの姿をいつか見てみたい。
2017年4月、全国ツアーBiSH NEVERMiND TOURRELOADEDスタート
2017年は4月から全国ツアーBiSH NEVERMiND TOURRELOADEDがスタート。夏・秋には、この春特訓でもっと成長したすばらしいBiSHの姿を私たちは見ることになるだろう。今から想像しては泣ける。
ランニングやジョギングを習慣づけて、腹筋を日々鍛えて、栄養も付けて。大したパフォーマンスをこれからも繰り広げて下さい。応援します。