『ウォーキング・デッド』シーズン7ーエピソード第10話『瓦礫の牙城』のあらすじと感想(ネタバレ注意)

こんにちは。さるぼぼ母です。

「ウォーキング・デッド」シーズン7の第10話が配信されました。反撃を開始したリックたちは、人数を集めるために散らばったグループのリーダーたちに声をかけ始めます。前回、エピソード9の最後に、武装した集団に囲まれたリックたちはどうなるのでしょうか。

ここでは、『ウォーキング・デッド』シーズン7ーエピソード第10話『瓦礫の牙城』のあらすじと感想をご紹介します。

★本ブログには完全なネタバレが含まれますので、視聴しておらず、ネタバレをご覧になりたくない方はご注意ください。



王国でモーガンと再開し、エゼキエル王にニーガンを倒すための協力を要請したリックたち。
集団に囲まれるリック_Fotor.jpg
Photo by AMC(http://www.amc.com/

エゼキエルにはその場で断られたものの、王国に残したダリルに王の説得を託してアレクサンドリアに戻ったリックは、裳抜けの殻になった食料庫から消えたガブリエル神父を追って、ボートハウス周辺に赴いた。

そこで武装した大勢の人間に囲まれたのだった。

救世主との物資「取引」に限界を感じるリチャードと負傷するモーガン。

一方、王国ではエゼキエル王リチャードベンジャミンたちと共に、救世主たちが物資を奪いにくる「取引」を待っていた。

トラックで到着した救世主たちは王国が用意した物資の数が足りているかをチェックするが、救世主のメンバー、ジャレッドは王国のリチャードの銃を取り上げようとする。

緊迫した空気が流れ、打ち合いが始まりそうになるが、エゼキエルはリチャードに銃を渡すように命じる。

ところが、リチャードが放った汚い言葉で再び手を上げたジャレッドをモーガンは阻止しようとした。

モーガンの六尺棒を取り上げたジャレッドが二人に殴りかかろうとしたとき、ベンジャミンは持っていた六尺棒でリチャードとモーガンを倒して諍いは一時的に治まった。

救世主グループのプリックは「これが続いて問題が深刻になったら、リチャードを最初に殺す」と宣告してその場を去る。モーガンの六尺棒は救世主たちに持ち去られた。

ベンジャミンの素早い対応にエゼキエルは感心するが、戦いを望んでいるように見えるベンジャミンを戒める。ダリルがやってきて救世主の「取引」の事をモーガンに尋ねる。

「キャロルはここを去ったというが、もし、彼女がエイブラハムとグレンの死を知ったら皆殺しするだろう」とダリル。
「だから彼女はここを去ったんだ」とモーガン。

モーガンとダリル_Fotor.jpg
Photo by AMC(http://www.amc.com/

ダリルに救世主を倒すための支援を要請するリチャードだが、その戦いでキャロルを犠牲にしようとしていた。

銃を奪われて弓の練習をするリチャード。ダリルに救世主に銃を奪われたことを話る。
「弓使いだと聞いた。あんたに助けてほしい」

リチャードの計画はこうだった。3つの街で先制攻撃をかけるようにエゼキエルを説得する。先手を打って打撃を与え、救世主を一掃する。

武器庫から武器を持ち出し、救世主のトラックが通る場所にダリルを連れていくリチャード。

そこを通る救世主のトラックを襲い、遺体を焼いて無残な姿にすることで救世主を怒らせる。武器庫とエゼキエルの大事な人がいる家まで痕跡を残し、明らかに痕跡が残っていることを見つけた彼らが武器庫と彼女の家を襲うだろう、というリチャードにダリルはハッとする。
「その女性の名前を言え」

「キャロルだ。いずれ彼女は死ぬさ。あるいは生き延びるかもしれない。これしか方法がない。俺たちの未来が待ってる。彼女は死ぬのを待ってる」と話すリチャードに「ダメだ。キャロルに構うな」とダリル。

救世主のトラックに向かって銃撃しようとするリチャードをダリルは阻止した。

「俺たちの目的には犠牲が伴うんだ。王国が必要だろ? キャロルは一人きり。もう死んでるかもな」というリチャードに「彼女が撃たれたり、熱を出したり、ウォーカーに噛まれたり、どのような理由で死んでも、彼女に何かあったらお前を殺す」とダリルは言うのだった。

ボートハウス周辺で武装したグループに連れて行かれた先はゴミ集積場のような場所だった。

ボートハウスで武装した集団に囲まれたリック、ミショーン、アーロン、ロジータとタラはゴミの集積場のような場所に連れて行かれていた。うず高く積まれたゴミの中心にある広場を大勢の人々と歩くリックたち。リーダーらしき女性が「リーダーは?」と聞くとリックが名乗り出る。

「あなたたちの命を預かったわ。買い戻す?」という女性リーダーに「俺たちの仲間のガブリエルがいるだろ?彼と先に話をしてから話そう」とリック。

ガブリエルが連れて来られた。「ボートのものは全部私たちのものよ。だから全部いただいた。彼もね」という女性リーダー。

「命を買い戻す必要はない。ボートのものは全部救世主のものだから。彼らは俺たちの命も所有している。あんたらは彼らから奪うことになるんだ。奴らは探しに来る。あんたたちの選択肢は2つ。彼らを殺すか、彼らに所有されるかだ。解決策はある。協力してくれ。俺たちと一緒に奴らと戦おう」とリック。
リーダーは「断るわ」と答えた。

ふたたび拘束しようとする人々に抵抗するリックたち。ガブリエルが一人の首にナイフを突きつけて言った。

「救世主たちは他のグループも制圧した。彼らには食料・武器・車・燃料などあんたらがほしいものは全てあるんだ」

それを聞いてリーダーの女性は「続けて」とガブリエルにいう。

「もしあなたたちが協力して、一緒に救世主たちを撃てば、奴らのものが手に入る。その報酬は想像以上だ」というガブリエルに対し
「今欲しい」とリーダー。

「リックは万能だ。彼らは家から遠いのに私を見つけたんだ。何がほしいんだ?探して能力を証明する」とガブリエル。

能力を証明するために化物のようなウォーカーと戦うリック。
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女性リーダーはリックをゴミの山のてっぺんに連れて行った。
「私たちは変化の最初から、なんでも奪ってきた。物が不足しているのよ。時が過ぎ、状況も変化した。私たちも変わるかしら?本気かどうか確かめたいわ」とリックを突き落とす。
心配して叫ぶミショーン。「大丈夫だ」と言うリックの前に全身を鋭利な刃で武装したウォーカーが現れる。襲いかかるウォーカー。阻止しようとするが、鋼鉄の刃に突き刺されて身体中を負傷するリック。逃げようとゴミの山に這い登ろうとするが、転げ落ちてしまう。
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見ているミショーンが叫んだ。「壁よ。壁を崩すのよ」
ゴミの壁が崩れて化物が身動き取れなくなったのを見計らって、脳にガラスの破片を突き刺してとどめを刺すリック。

「信じたか? 望みをいえ。探してくる」と叫ぶリックの前にロープが降ろされた。血だらけになりながら、這い登るリック。

「銃よ。たくさん。そしたら戦う」とリーダー。それを聞いてリックは笑った。「勝てるのよね?」というリーダーに「ああ勝てるとも」とリック。

戦利品の半分をくれというリーダーと1/3というリック。譲らない二人だったが、やっと取り分についての交渉成立した。握手する二人。
「ボートでずっと待っていたけど、これだったのね。銃と食料」

あそこは能力を証明する場所なのか?と尋ねるリックに、彼はウインズロウという名前だというリーダー。期限切れになるから早く行って、という彼女にやっと名前を聞くと「ジェイディスよ」と答えた。

敵である人々を味方にすることができることがわかったリックは自信にあふれていた。

ゴミの中に消えていく人々。ミショーンたちの元に戻ってきたリックは「契約した」と笑顔で語る。

リックに連れ去られた時の状況を語るガブリエル。監視していた時に物音が聞こえ、倉庫に行ったら襲われた。「待っていたのにボートの物資を奪われた」と怒っていたと。全部運ばされ、“ボート”と書き残せばどうにかなると願っていた、というガブリエルに、願っただけじゃない、ここに導いた、とリック。
「あきらめかけていたが、あなたは会った時にうなづいた。私が去ったと思わず探してくれたんだ。彼らの人数を見て喜んでいた。私たちが正す。険しい道だが乗り越えよう。ありがとう」と語るガブリエル。
「なんで笑えるんだ?なんでそんなに自信があるんだ?」と尋ねるガブリエルに「敵は味方になれると証明してくれた」とリックは語った。

「銃よ。すぐに」とリックたちに言う人々。
帰って傷口を縫ったら銃を探しに行くというリック。
「タラは誰よりも遠くに行っている。“ない”場所はわかるな?」というリック。車に乗り込んだ。

キャロルに再会するダリルだったが、エイブラハムとグレンの事を伝えることができない。
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一人で王国の外で暮らすキャロルのもとにエゼキエルがやってくる。「もう来ないで、と言ったのに」とキャロル。「独りになりたいのは分かってるが死者が寄ってくるので排除する」とエゼキエル。「帰って」というキャロルにパイを渡す家来のジェリー。独りで本を読むキャロルのドアをノックするものがいた。またか、とドアを開けるとそこにはダリルがいた。

抱き合う二人。モーガンから王国を去ったと聞いたが、なぜ出ていったんだ、と聞くダリルに仕方なかった、と答えるキャロル。
キャロルとダリル_Fotor.jpg
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ダリルに話すキャロル。「仲間を失いたくない。あなたも。もう殺せない、殺せるけど、殺してしまう。また仲間が傷つけられたら、私は殺してしまう。そして何も残らないわ」
救世主が来たか、と尋ねるキャロルに「ああ」とダリル。
誰か傷つけられた?みんなは無事?と聞く彼女にダリルはエイブラハムとグレンの事を話すことができない。来た奴らを全滅させ、残りと取引をした、無事だよ、と嘘をつくダリル。

ダリルと共に食事を取るキャロル。
「エゼキエルはいいやつか?」と聞くダリルに「ええ、そう思うわ」と答えるキャロル。
「気をつけろよ」と言い残してダリルは王国に戻っていった。

王国に戻ってトラの檻の前で座るダリル。
「手なづけている。エゼキエルも驚くな」というモーガンに「トラがペットなら悪いヤツじゃないな。キャロルも言っていた。小さな家で見つけた」とダリル。
「彼女は去ったと言ったが、彼女の望みだ」というモーガンに「分かってる。王国が必要だ。説得してくれ」というダリル。
「すまない。そうしたいができない」というモーガン。
「あんたが信じているものは消えちまった。目を覚ませ」と立ち去るダリルにモーガンが言った。
「あんたも同じだろう?キャロルに言わなかっただろ?言っていたら彼女はここにいる。それでいい。みんな何かを信じたいんだ」

次の日ダリルは戦いに備えるために王国から出て、ヒルトップに戻っていった。
(つづく)

さるぼぼ母の感想

瓦礫の中に住む不思議な人々が印象的な回でした。最後に名前がわかるジェイディスという女性リーダーも謎めいていて、化物のような武装したウォーカー・ウインズロウとの戦いも不気味でした。他の集落と違って宗教団体のような雰囲気を醸し出しているこのグループの名前も今のところ分かっていません。

タラが知ってる場所はおそらくタラが訪れたことのある女性だけのグループに違いありません。そこのリックが赴いて、彼らを説得し、全部で4つのグループが結束することになるのかもしれませんね。

ダリルやモーガンがキャロルに対して抱く強い思い(単に愛情だけではない)、仲間に対するキャロルの強い思いと葛藤が理解できたような気がした回でした。強く逞しく仲間を助けるためには殺人をも平然と行ってしまうキャロル。神との関係の中で悩むキャロルに魅力を感じる男たち(ダリル、モーガン、エゼキエル)。この不思議なキャラクター設定を演じるメリッサ・マクブライドの演技はとても魅力的です。

今回は大きな展開があるわけではなかったですが、ガブリエルが裏切ったわけではなかったこと。キャロルとダリルの再会。敵が味方になりつつある展開に希望が感じられた回でした。リチャードの暴走は少し気になるところですので、何かしでかすことになるのでしょう。
新たな展開があるだろう次回が楽しみです。