『A LIFE〜愛しき人〜』の第8話のあらすじと感想

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さるぼぼ母です。

キムタク主演のTBS日曜劇場ドラマ『A LIFE〜愛しき人〜』の第8回のあらすじと感想です。

*詳細なネタバレが含まれますので、ご注意ください。
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深冬の病気を知った虎之介は沖田がオペを執刀することに納得ができない。

壇上記念病院の全体会議で、顧問弁護士である榊原実梨(菜々緒)壇上深冬(竹内結子)が脳に腫瘍をかかえて患者を診療を告発しようとした。深冬の病を知りながら診療を続けさせていた副院長である壇上壮大(浅野忠信)の責任問題だ、と榊原。

深冬の病気についてはじめて知らされた院長の壇上虎之介(柄本明)は、壮大に問いただす。
「脳に腫瘍? 聞いてない」と感情を爆発させる虎之介。

沖田一光(木村拓哉)はそれを聞いて、自分も知っていたことを告げた。
訴訟になるのはあくまでオペミスがあった場合で、この場合はそれに当たらない、指摘に対して礼を述べ、深冬が治療に専念することを全職員に告げる壮大。

虎之介は壮大に、父親で院長である自分に深冬の病気を黙っていたことを責め立てる。沖田まで自分に隠していたことに落胆する虎之介。
「これが画像です」と深冬の脳の画像を見せられ呆然とする。

「大丈夫です。沖田先生がオペをやってくれることになりましから」という壮大の言葉に「オペ?なんで沖田先生なんだ?本当にできるのか?」と沖田を問い詰める。

沖田は心臓のバイパス手術を応用して脳の血管をつなぎ、中脳腫瘍摘出手術を行うことを説明する。

「絶対に救ってくれ」という虎之介に「はい。一週間後にオペをします」と沖田。

壮大は皆の前であんな事をいった榊原を責めた。
「どういうつもりだよ」
「あなたと同じ事をしただけです。手に入らないのなら、いっそなくしてしまえばいい」と言って壮大が拳で開けた壁の穴を剥き出しにした。
「あなたと俺はまったく同じではない」と吐き捨てるように言う壮大に対し、沖田が深冬のオペが失敗して死ねばいいと思っているだろう、そしたら一生苦しむだろうから。でも成功すれば救ってくれた恩人として深冬と沖田の絆はさらに強くなる。どちらにしても壮大は苦しむだろう、と榊原は壮大の頬を打った。
「今までお世話になりました」と部屋を出る榊原。

深冬のオペの準備に余念がない沖田。その時一心が倒れる。

沖田は深冬のオペの縫合の練習をしていた。オペナースの柴田由紀(木村文乃)が沖田の手元を覗き込み、驚いた様子で言った。「心臓のオペよりさらに脳の血管は細いのに大変ですね」
「まあ、五万回は練習しないとできないよね」と沖田。
「五万回ですか。あまり頑張りすぎないようにしてください」と柴田。

外科部長の羽村圭吾(及川光博)は深冬の病気の事を壮大から聞かされてないだけでなく、井川颯太(松山ケンイチ)までもが知っていたことにショックを受けていた。言い訳をする井川。

深冬は自宅で入院の準備をしていた。入院の間叔母に来てもらうことになったのだ。娘のりなに入院前にどこかに遊びに行こうというと「水族館」と娘は答えた。

夜、オペの準備に余念がない沖田の元に柴田がいか飯を持って現れる。喜ぶ沖田に柴田は「お父さんに渡してください。この間のお礼です。消費期限は今日です」。
「帰れ、ってこと?」という沖田。

柴田に促されて自宅に戻ると沖田一心(田中泯)が胸を押さえてうずくまっていた。「どうしたの?胸痛いの?」と声をかけるが一心はその場で気を失ってしまう。「親父!」と叫ぶ沖田。

一心は緊急で病院に運ばれた。井川が現れて病状を検査する。
発作性上室性頻拍で運ばれた一心。冠動脈バイパス及びメイズ法でオペをすることになった。沖田の苦しい状況を察して羽村がオペを担当することになった。「君とはいろいろあったけど、全力でやらせてもらう」と羽村。その様子を見て、羽村が沖田を出世の妨げとは見てない、と噂する職員たち。

一心が倒れたことを聞きつけて沖田の元にやってきた柴田に「帰ってなかったらどうなっていたかと思うとぞっとするよ。柴田さんて本当に勘がいいよね」と感謝の言葉を述べる沖田。

翌日、意識を取り戻した一心はホテルのような病室に驚く。「落ち着かないので普通の部屋にしてくれ」という一心に「いいえ」ときっぱり答える井川。「えこひいきか」と一心。

近親者の手術はしないというタブーを犯して一心のオペをすることになった沖田

羽村がやってきて主治医として手術を担当すると自己紹介をすると、一心は沖田に手術をやれという。家族や近親者の手術は行わない、沖田がとてもむずかしいオペを控えている、と説明する羽村の言葉も聞かず、一心は「医者は職人じゃないのか。自分の家族も手術できないなんておかしいじゃねえか。おめえ一体何のために医者になったんだ」と言う。
それを聞いて「僕がやります」とオペを決意する沖田だった。

心配する羽村に対し、大丈夫と気丈に対応する沖田。しきりに感心する井川に柴田は「お父さんのオペができなければ、深冬先生のオペもできないってことだから」とぼつっと話す。一瞬何のことかわからない井川。

一心が運ばれたこと、沖田が執刀することを聞かされて、虎之介は沖田を呼んだ。「深冬の大事なオペの前になぜ家族のオペをやるのか? 本当に大丈夫なのか」と聞く虎之介。
「大丈夫です」と答える沖田に対し「だいたい誰がシアトルに行かせてやったと思ってるんだ」という虎之介。
「僕にオペの技術を学ばせるためだけだったんですか?」と沖田。
私が信用ができないのか、という虎之介に自分の事も信じてくれ、と告げる沖田だった。
沖田が部屋を出たあと、虎之介は事務長の真田孝行(小林隆)に沖田よりも腕がよくて、深冬のオペをしてくれる医者を探せ、と命令する。

病室の一心のところに深冬が挨拶にやってきた。「壮大の嫁さんですか。壇上病院の娘さんだったとは。そりゃ身分違いだ。昔店に来てくれましたよね」と一心。
「てっきり、嫁に来てくれると思って期待していたから。あいつが女の人と一緒に来るなんて後にも先にもこれっきりだったので。しかし、どう考えても壮大だよな。世話になります。助けてやってください、あいつを」という一心。
沖田が他に方法がないと言われるオペでも完治させる、と深冬が言うと一心は「そうですか。あいつがね」とうれしそうに笑った。

沖田の部屋に壮大がやってきた。身内のオペは自分にはできない。その壁を沖田が簡単に超えてしまう、という壮大に対し、簡単ではないがやらなければ一生後悔するだろう、と沖田。
壮大の頭の中では榊原の「失敗して死ねばよいと思ってるくせに」という言葉が鳴り響いていた。

沖田は一心に手術の説明をしていた。感心する一心。「しかし、驚いたよ。あの時の娘さんが壮大の嫁さんだなんて。それでシアトルに...壮大にはかなわないからな」

一方、深冬はりなと壮大と共に水族館に行っていた。家族の時を楽しむ3人。壮大はカメラに深冬とりなの姿を収めた。深冬の手をにぎる壮大。

10年前のシアトル行きの本当のいきさつを知る沖田。

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沖田の代わりに深冬のオペをする医者を探せと言われた真田は、虎之介に見つからないことを報告していた。沖田を訪ねる虎之介。いきなり、シアトル行きのいきさつを話し出す虎之介。
「深冬との仲を割くために私が行かせたと思っているかもしれないが、あれは壮大が親友として君の将来を思って提案してきたことなんだ。今を思えば何を思って提案してきたのかわからんが、実際君は成長して戻ってきた。君だから深冬を救えるんだ」
それを聞いた沖田の表情は変わった。

沖田を心配した井川と柴田がやってきた。
「今だったらお父さんのオペ、代わってもらえますよ」という井川に「自分で救いたいんだ」と沖田。そして母親が病気になったとき、助かる道がないと小さな病院に移された時に良い先生に出会ったこと、最後にいい先生に出会えたことを納得して亡くなったが、自分は納得できなかったこと。でも自分には何もできなかったので医者になると決めたこと、を話す。無理だろうと周囲は反対したが、一心だけは黙って賛成してくれた。今なら救える自信がある。大切な人を救えるような医者になりたいとずっと思っていたのかも、と。
「お父さんのオペ怖くないんですか?」という井川に「ちょっと。でも準備はできている」という沖田。

オペでミスをした沖田に壮大は自分が深冬のオペをするという。

翌日一心のオペが行われた。家族のオペをする沖田を心配する同僚たち。ところが沖田はミスをしてしまう。手が動かなかったのだ。モニタを見ていた誰もが驚く。それを見つめている壮大。沖田はなんとか持ち直してオペを終わらせた。

沖田は三日後の深冬のオペの事を考えていた。壮大に呼ばれて部屋に行ってみると、子供の頃に野球で沖田が自滅したことを話し出す壮大。
「今回のオペは自滅させるわけにはいかない。深冬は俺が切る」
「それも親友としての提案というわけ?10年前院長に勧められてシアトルに行った。もうあの頃の俺じゃない。深冬は俺の患者だ」という沖田に対し「深冬は俺の家族だ」という壮大。対立する二人。

その時、深冬の様態が急変して意識レベルが下がったという知らせが入る。深冬の元に駆けつける二人だった。
(第8話おわり。つづく)

さるぼぼ母の感想

今回、平均視聴率は15.7%(以下・ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録と自己最高を記録したこのドラマです。確かに展開としては盛り上がりを見せた回でした。

主人公のキャラクター設定がやっと落ち着いてきたような印象を受けるとともに、やはりいちばん良かったのは沖田一心演じる田中泯さんですね。なんとも言えない味のある演技、落ち着きのある風情で本当に素敵です。沖田との親子関係が少ない台詞の中から浮かび上がります。

これ、相手役もかなりやりやすいだろうなあ、と思ってしまうくらい。やはりドラマは脇役ですよね。

それに比べて今回はどうしても柄本明さんの役どころが納得できない。なんだかいい人にも思えないし、その時々の状況に合わせて感情を爆発させる虎之介に共感できないんですよね。どうしちゃったんでしょうか。

ドラマは沖田と壮大のどちらが深冬のオペをするか、ということが焦点になっているようです。オペを成功させたものが深冬との関係姓を深めることができる? うーん、そこですか、という(またディスっちゃってすみません)。ドラマとしてはちょっと単純すぎるのでは?という気がしてなりません。

次回いよいよ深冬のオペとなるわけですが、どちらがオペをするのか、そして成功するのか、という最大の盛り上がりの場面を迎えることになりそうです。どんな展開になるのか、楽しみにしていたいと思います。