
さるぼぼ母です。
huluで配信中の「ウェントワース女子刑務所」シーズン3の第1話「仰せのままに」のあらすじをご紹介します。
※ネタバレになりますので、まだ見てない方はご注意ください。
ブレイデンを殺害したビーの判決は仮釈放なしの終身刑だったが、報道はビーに同情的だった。
ビーは裁判所で判決を受けた。
判決は仮釈放なしの終身刑。TVはビーの脱獄復讐劇に夢中になった。
ビーには反省の色は見られず、ブレイデン・ホルトが死んだ後、父親のヴィニー・ホルトも死んだとキャスターは伝えた。
娘の敵討ちのために犯罪一家に立ち向かったビーに同情的な声も多く、取り分けビーに向かって熱狂的に叫び、拍手喝采を浴びせる一人の女性がいた。
彼女は叫んだ。
「あなたは女性の救世主よ」

ビーはカメラに向かって叫んだ。
「囚人たちは4ヶ月間、不当な扱いを受けているわ。看守長の暴走を誰かが止めないと」
その映像をファーガソンはじっと見つめていた。
キャスターは続けた。矯正省の理事会は全面的に看守長を指示している、と。
ファーガソンは理事会から退任を迫られ、リズを犠牲にしてビーを独房に入れる。
理事長はファーガソンを非難した。
「囚人は隙をついて看守のカードキーを盗み、郵便室からカッターを盗み出した。手錠を避けるため、手首を切り病院から抜け出した。すべて君の責任だ」
ファーガソンは逃走は病院の責任だと主張したが、理事会は納得しなかった。
「脱獄後は懲罰を強化しています」というファーガソンに、
「チャニング理事以外は君の解任に賛成している。今後問題が起きれば解任する」と宣言する理事長。
ビーへの支持が高まる中、ファーガソンの管理能力に非難が集まってる、とリポーターは続けた。
刑務所に戻ったビーをファーガソンは脅した。連帯責任という名目で囚人たちの締め付けを強化したのである。TVも面会も取り上げられ、食事の質も落とされた囚人たちはビーの判決を知る術もなかった。
「リズはそのせいで刑務所に戻ったわ。何かする前によく考えることね。規則を破ったらただじゃおかない。あなたはただの囚人で私は看守長なの」
フランキーは調理場で丸鶏の内蔵にドラッグを仕込んで密輸しようとしていた。
ファーガソンに呼び出されたフランキーはビーの判決について尋ねた。
「仮釈放なしの終身刑よ。何を企んでるか探って。取引したはずよね?」とファーガソン。
しかし、フランキーとファーガソンの取引は成立しなかった。
ファーガソンがさらに囚人を締め付けようとする中、理事会からブリジットという心理学者が派遣されてくる。
ファーガソンは会議で看守たちに監視を強化するように言った。
「ビーは要注意淳物よ。世間の目もあるから対応に注意して。毅然とした態度で接するのよ。少しでも反抗したら、厳しく罰して。分かった?ビーは人の扱いがうまいから付け込まれるわ。そうでしょ?」とウィルにわざと尋ねるファーガソン。
ウィルはビーを逃したために4ヶ月の停職になったのだ。
「はい。看守長」
ファーガソンは続けた。今後すべての刑務所では一年以内に禁煙を実行するが、この刑務所ではすぐに禁煙を実行することにした、と。
「TVや面会の制限に加えて、タバコまで全面的に禁止ですか?」とリンダは驚いて言った。
「国の施策を無視しろと言うの?うちは注目されているのよ。囚人からタバコを没収して」
とファーガソンは看守たちに命令した。
「このままじゃ、問題が起きる」とウィルはヴェラに言ったが彼女は取り合わなかった。
理事会から派遣されてきたブリジット・ウェストフォールという心理学者が常駐することになった。ブリジットは重い判決が出たビーに面会したいとファーガソンに申し出たが、それを決めるのは自分だと突っぱねるファーガソン。
#Bridget is no stranger to war
— Robert Barr (@RobertBarr4) 2017年8月11日
She'll fight by your side while
She's in the middle of her own battle
She defines a true warrior@LibbyTanner pic.twitter.com/P9gR5m32eK
「なぜ今朝の会議に私を呼ばなかったのですか」とブリジット。
「あなたはうちの職員じゃない」
「大事なことをお忘れでは? 私を派遣したのは理事会です。意向に背かないほうがいいのでは?」とブリジットも引き下がらなかった。
「チームに加わりたいなら私の支持を仰ぐことね。ビーに操られないように気をつけて」
というファーガソンに
「心配には及びません。あらゆるタイプの人間と接してきた」とブリジットは自信ありげに語った。
ビーは禁煙に反抗するが、ファーガソンはリズを利用してビーを独房に送る。
ビーはフランキーを呼び出した。
シンディという囚人が調理場に関する不満を訴えてきたからだ。
調理場のメンバーに出所したキムの代わりにマキシンを加えるというビーの命令をフランキーはしぶしぶ承諾した。
「それと、薬物の密輸に関与したら承知しない。警告よ」とビーは言った。
その時、ウィルがビーを呼びに来た。
「ミスター・ジャクソン。久しぶりね。その後調子は?あなたが付き添いとはね」とビーはウィルに言った。
ウィルはビーをブリジットの部屋に連れてきた。
「私は心理学者のウェストフォール」と自己紹介するブリジット。
「噂は聞いているわ」というビーにブリジットは切り出した。
「今の気持ちは? 秘密は厳守するから何でも話して。いろいろ抱えているでしょう?」
「この4ヶ月、TVも禁止だし、食事の質も落とされた。学習時間も半分に減らされた。これ以上、黙ってられない」とビー。
看守長を庇うブリジットの言葉に「あなたの助けは要らない」と言ってビーは部屋を後にした。
ビーが中庭に入るとタバコを取り上げられると囚人たちが大騒ぎしていた。
「仕事に戻りなさい」というヴェラの目の前で、ビーは皆にタバコを集めさせ、一斉にタバコを吸った。
「聞こえないの?」とヴェラ。
「その前にタバコを処分しないと。全部吸い終わるまで仕事に戻らない」とビー。
ファーガソンがやってきて「しごとに戻りなさい」と命令したがビーは言った。
「私は終身刑なのよ?怖いものはない」
ファーガソンに隔離棟から一般棟に戻されブーマーに報復されるリズ。
しかし、隔離棟に入ったはずのリズがファーガソンとヴェラに連れられてきた。
驚くビーに「一般棟に戻るわ」とリズ。
「ひどい目に遭わされるわ」とリズの身を案じて叫ぶビーを看守は独房に入れた。
「一般棟に入れるなんてあり得ない。人でなし」ビーはファーガソンに向かって叫び、マキシンにリズのそばを離れないように言った。
リズを待ち構えていたのは囚人のルーシーだった。
リズを見て喉を掻っ切る仕草をするルーシー。
独房に入れられたビーは監視カメラを見つめていた。
カメラの向こうではファーガソンがビーを見つめていた。
二人は睨み合ってるようだった。
リズが部屋にいるとブーマーが入ってきた。
「刑期を伸ばしてごめん。仕方がなかった」とリズ。
「報復も仕方がない」とブーマー。リズは目を閉じた。
独房にいるビーの耳に緊急のサイレンの音が聞こえてきた。
「緊急事態発生。全員部屋に戻るように。医療班はH4棟に」というアナウンス。
ビーの独房を訪れたファーガソンにリズの溶体を尋ねると
「命には別状ないわ。医務室にいる」
「リズを巻き込むなんて卑怯だわ」
「ここを仕切るのは私よ。召し上がれ」と食事を載せたトレイを差し出すファーガソン。
一人になるとビーはそのお盆にフォークで☓を描き始めた。
ビーの命令で中庭で寝具を燃やす騒動が起こる。
交通事故に遭ったフレッチャーがリハビリをしている施設をヴェラは訪れた。
「少し調子がよくなった。先週くらいから。元気かい?」とフレッチャー。
「相変わらず忙しいわ。生涯補助年金の申請書よ。これで生活費が補えるわ」とヴェラ。
書類を用意する手伝いをしようとするヴェラにフレッチャーは言った。
「ウィルに会いたい。伝えてくれ」
「わかったわ。伝えるわ」とヴェラ。
食堂で食器を洗おうとしたマキシンがトレイを見ると、お盆に☓が記されていた。
裏を見ると「今よ」と書かれていた。ビーだった。それを見て走り出すマキシン。
「あんたたち、計画を実行するよ」と皆に指示するマキシン。
マキシンは囚人たちに寝具を中庭に持ち出すよう指示して積み重ねた。
看守がそれを止めようとすると、それを撥ね付け寝具に火をつける囚人たち。
みるみる間に寝具は燃え上がった。それを見て喜ぶ囚人たち。
ファーガソンは理事長の発言に怒りを爆発させ、チェニング所長を罵った。
「あなたが役に立たないから自分で何とかするしかないわ」とファーガソン。
ファーガソンが理事会の重荷になっているという所長に対し、売春宿の件を暴露すると所長を脅すのだった。
囚人たちによる焚き火騒ぎは治まらなかった。
ウィルがやってきてマキシンに止めるよう説得するが、逆に看守たちを脅して中庭から出るように命じるマキシン。
中庭で騒ぎが起きていることをウィルが報告すると、ファーガソンは看守たちを中庭に集合させた。
「負傷者を出したら大変だ。応援を呼ばないと」と所長。
囚人たちがヴェラを人質にして騒ぎが拡大するがファーガソンは応援を要請しない。見かねた所長が指揮を執る。
中庭へ急ぐヴェラが廊下を急いでいるとマスクをした囚人が現れ彼女を取り囲み、彼女の頭に袋を被せた。
ファーガソンの目の前で監視カメラがスプレーで覆われ、ヴェラが囚人たちに連れて行かれるのが見えた。
「焚き火は目くらましだわ」
とその時、無線から声が聞こえた。
「ヴェラを助けたければ扉を開けろ」
封鎖中だから開けることはできない、と要求を突っぱねるファーガソンに対し、担当に電話して開けろ、と要求する声に対して、ファーガソンは看守たちにその場に駆けつけるように命令した。
「理事会には何と説明するんだ?」という所長に対し、
「看守たちが完璧に対処したと説明するわ」とファーガソン。
しかし、しびれを切らした囚人たちはヴェラに注射針を向けていた。それはC型肝炎の血液が入った注射針だった。
「これで最後だ。開けるか部下を見殺しにするか?」と声は言った。
囚人たちを従えたビーを前にファーガソンは為す術がなかった。
「どうかしている」
それを聞いて居てもたってもいられなくなった所長はファーガソンの無線を奪い、現場に向かった看守たちに命令した。
「所長のチェニングだ。扉を開けろ。鍵を置いて離れろ。余計な動きはするな」
所長はファーガソンに言った。
「ジョアン。私が指揮を執る。応援を呼べ」
「何か忘れてないかしら?SESGには要請しない」とファーガソン。
その時、囚人が直接話をしたいと言っている、とウィルから連絡が入った。
中庭に行くファーガソン。そこには独房から救出されたビーが待っていた。
「ビー!ビー!」と声を上げて囃し立てる囚人たち。

「あなたが応援を要請しなかったのは失態がバレるからよ。だから呼べない。私が指示すれば、みんな武器を置いて部屋に戻るわ。それともそのまま続ける?あなた次第よ」とビー。
「何が望み?」と尋ねるファーガソンにビーは言った。
「誰も処罰しないでほしい。この先どんなことも私に相談して。ここを仕切るのはこの私よ」
そう言って、ビーは皆を連れて部屋に戻った。
看守たちはそれを呆然と眺めていた。
ファーガソンは中庭で燃える炎を見つめていた。
ビーの代わりに独房に入れられたヴェラは首から血が出ていることに気がついた。
さるぼぼ母の感想。
ビーは終身刑の判決を受け、一生刑務所で過ごすことが決定してしまいます。しかし、ビーの脱獄劇と復讐劇に対して人々は同情的で、一部で熱狂的なファンを生み出すことになりました。その一人がのちに登場人物の一人となるキャズです。
ファーガソンはビーへの見せしめとして囚人たちに連帯責任として、さらなる締め付けを行います。そしてリズを利用してビーを支配しようとするのです。
それに気がついたビーは周到に用意していた計画を実行することになります。
騒ぎを起こしてそれを理事会に報告されたくないファーガソンのちからを封じるのです。
ビーはもはや完全にトップ・ドッグとなっていました。すべての囚人たちはビーの支配に従い、ヴェラを襲うことさえ厭わなくなりました。
しかし、ヴェラはC型肝炎の注射針を刺されてしまいます。
そして、ファーガソンの陰謀によって交通事故で重症を負ったフレッチャーは再起不能なまでの生活を強いられることになります。
フレッチャーはウィルに真実を告げるチャンスを持つことができるのでしょうか。
そして、ビーにしてやられたファーガソンの反撃はどのように始まるのでしょうか。
「ウェントワース女子刑務所」はhuluでただいま配信中
「ウェントワース女子刑務所」が見られるのはhuluだけです。現在、シーズン1〜4までを配信中。
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