
さるぼぼ母です。
huluで配信中の「ウェントワース女子刑務所」シーズン3の第2話「行き詰まり」のあらすじをご紹介します。
※ネタバレになりますので、まだ見てない方はご注意ください。
焚き火の一件でビーはファーガソンと交渉し、禁止されたものを元に戻した。
寝具で焚き火をして自分の支配力を見せつけたビーを呼んで、要求は何かと尋ねるファーガソン。
「寝る場所がないから寝具を補充してほしいわ。それから禁止したものを元に戻して。禁煙も徐々に進めてほしい」とビー。
ファーガソンはビーの要求を飲み、囚人たちの朝食にデリバリーのピザを提供した。
ピザを見て喜ぶ囚人たちは口々に言った。
「ありがとう!ビー」
「さすがだな。力ずくで要求を通したな。私は懐柔されない」とフランキーはビーに近づいて来て言った。
「ピザ、最高だよ」とブーマーが言うと、それを聞いて、リズを殴ったくせに、とドリーンは不快感を示した。
「最後の晩餐よ」とビーは皆に言った。
「まるで報酬です」というヴェラに「報酬じゃないわ。埋め合わせよ。ビーの支配力を侮っていた。同じ過ちはしない」
「理事会はどう思うか」とヴェラ。
「理事会は取るに足らない事件だと判断するわ」とファーガソンは言った。
「まずは同調するのが交渉のコツよ。ビーも私も方向性は違っても改善を願ってる。ビーは他の囚人たちを見下している。自分が上だと証明したいのよ。哀れだわ。きっといい暮らしをしていたのよ。彼女の大事なものから潰していく」
ファーガソンはあくまでも狡猾だった。
リズは自分を利用してブレイデンに復讐を遂げたビーを許すことができなかった。
ビーは医務室のリズを訪ねたが、ビーの復讐に巻き添えになって、子供とやり直す機会を失った、とビーを責めるリズ。娘のソフィがリズに面会に来ることになったのに、こんな顔では会うことができない、とリズは涙を流すのだった。
いつまでもビーのせいにして子供に会おうとしないリズに怒りを隠せないビー。
「私のせいにしてもいい。でも子供を避けてきたのはあなたでしょ?二度と会えないかもしれないのよ」と彼女を突き放した。
リズはソフィに面会したが、リズの顔に驚くソファ。
ソフィは母が現れることを夢見ていたが、母は居なかった。そして、今度もまた居なくなったということを責めた。
「本当にごめんなさい。でも、もうここには二度と来ない方がいい」とリズ。
ソフィは泣きながら刑務所を後にした。
フランキーは丸鶏の中に麻薬を仕込んで密輸を企み、ファーガソンはビーにフランキーを売るよう仕向ける。
調理室ではフランキーが囚人のジョディと一緒に丸鶏の中に麻薬を隠して密輸しようとしていた。ジャンキーたちの中にはフランキーのドラッグを待ちきれないものもいた。
#throwbackthursday @nicdasilva & @_PiaMiranda #frankydoyle #jodiespiteri #Wentworth pic.twitter.com/krWEYHv3aF
— Da Silvas Rush (@nicsnumber1) 2017年2月9日
ドラッグ常習者のシンディがフランキーに薬の取引を持ちかけ、大量注文をした。
ファーガソンはビーに対して、薬物の一掃に賛成なら協力するよう要請する。
「薬物以外の犯罪も再犯防止対策を進めて」というビーに対し、
「まずは密輸のことから」とファーガソンは言った。
マキシンはビーにフランキーの事を密告する気かと聞いた。
「こちらの要求と交換条件よ。フランキーを守る必要がある?交渉を続ければ状況は変わるかも」とビー。
「そんなことをしたら、ますます状況が複雑になるわ。密告したらバレるでしょ?ファーガソンはフランキーと仲違いさせるのが目的よ。一網打尽ってわけ」とマキシンは言った。
それを聞いてファーガソンの企みに気がつくビー。
ファーガソンの裏をかいて、フランキーの代わりにジョディを嵌めるビー。
フランキーのドラッグ密輸の手伝いをしているジョディがシャワーを浴びているとマキシンとビーが待ち構えていた。
「ドラッグを密輸しているわね。私の考えは知ってるわね?言ってみて」とビー。
「あなたはヤクに反対よね」というジョディ。
「私にバレずにやり続けられると思っていた?フランキーと組んでるわね。次の仕入れはいつなの?」と脅すビーとマキシン。
「午後よ。肉の箱の中よ。鶏肉の中に隠している。一つだけ下を向いているのがある。その中に入ってるわ」とジョディ。
「フランキーに知れたらただじゃおかない」とビーはジョディを脅した。
フランキーはシンディから受け取った金をテニスボールの中に隠して塀の外に放り投げた。
ファーガソンは看守たちと一緒に警察犬を連れてフランキーが動き出す瞬間を待っていた。
フランキーが鶏肉に手を入れたら一斉に踏み込むよう言い渡される看守たち。
鶏肉の入った箱をトラックから運び出すと、マキシンはその場を離れた。
マキシンが離れたのを見届けてフランキーが内蔵に手を入れたのを見て、ヴェラはフランキーに手の中にあるものを見せるように言ったが、手の中には内蔵しかなかった。
「すべての鶏肉をチェックして」とヴェラ。
台所の大規模な捜査が行われ、H2棟も隅々まで捜査も行われたが、ドラッグは見つからなかった。
しかし、ジョディの部屋のベッドの下からドラッグが見つかる。
「私ははめられたのよ。何もしていない」と叫ぶジョディは独房に連れて行かれた。
ビーはフランキーに近寄り「がさ入れは嫌いよ。密輸から手を引いて」と囁いた。
「仕組んだな」とフランキー。
ビーはブーマーを見せしめにして囚人たちにドラッグの密輸を禁止する。
ファーガソンはビーから聞いた話が違うことに腹を立てていた。
「フランキーを差し出すとは言ってない」とビー。
「シンディに借金があるからあるから焦ってるわ。他にも情報源はあるの」とファーガソン。
「狙いはフランキーなの?彼女は仮釈放が近い。何もなければこのまま居なくなるわ」とビー。
仮釈放まで密輸を黙認しろというのか、と詰め寄るファーガソンにビーは密輸は阻止する、と告げた。
ビーは囚人たちを呼び出して言った。
「ご存知のとおり、私は薬物には反対なの。見つけたら容赦しない。更生プログラムを再開してもらうから、今後は絶対に薬物の取引は禁止よ。いい?私の命令に背いた人には罰を与える。ここにいる全員を守る。でも私に逆らえば」と言って、マキシンに合図した。
マキシンはブーマーを捕まえ、ブーマーの手をアイロンの下に置いた。
「私は何もしていない」と叫ぶブーマーにビーは言った。
「リズに手をだすな、と私は頼んだわよ。そうよね?」
「確かにそうだけど」とブーマー。
リズが叫んだ。「こんなことは止めて」
「密告したリズが悪い」とフランキー。ブーマーはフランキーにビーを止めるように言ったが、ビーは続けた。
「私の忠告を聞かなかったわね?逆らったわよね?」
「逆らう気なんてなかった」と言いながら、ブーマーはフランキーに止めるように泣き叫んだ。
しかし、ブーマーの手にアイロンが降ろされた。泣き叫ぶブーマー。
「みんな、今度からは報復する前によく考えることね。まず私に報告を。何をするにも私の許可を取って。さあ、仕事に戻るのよ」とビーは言った。
呆然とするフランキーはビーを見つめた。
ウィルはリハビリ中のフレッチャーを許すが、連絡を拒絶する。
リハビリをするフレッチャーをヴェラは訪ねていたが、そのことをファーガソンには隠していた。フレッチャーがウィルに会いたがってることを伝えるがウィルはフレッチャーを許そうとしない。
ウィルが交際しはじめたローズまでもがフレッチャーとメグの事に縛られている事を指摘する。そのことを向き合うようにローズが説得すると、ウィルはようやくフレッチャーのいる施設を訪れた。
「お前とメグが寝た理由もわからないし、お前もずっと隠していた。だが、もういい。もう忘れたいんだ。おまえを許してやる。だが、二度と連絡をするな」とウィルは言った。
フランキーを責めるブーマー。そしてビーの夫が殺害されて警察がやってくる。
ドリーンのお腹は日に日に大きくなっていった。ジェシカはドリーンにぴったり寄り添っていたが、ドリーンは子供の後見人をリズに任せたいと頼む。リズはいったんそれを断るが思い直して後見人になることを了承する。それを聞いて不機嫌になるジェシカ。
ビーを止めなかったフランキーをブーマーは非難した。
「私はあんたのことが大好きなのに、あんたは自分の事だけだ」
「ごめん」とフランキー。
ビーがシャワーを浴びているとフランキーが現れる。
「今の気分は?お互いに手を出さないと言ったはずよ」
「だからあなたは無傷なのよ。今後は違うわ。今度薬物を密輸したら容赦なく罰を与えるわ」とビー。
「それが本性だな。血も涙もない」とフランキー。
「仮釈放が近いからそちらに集中して」とビー。
「あんたはジャックスよりタチが悪い。最悪のボスだ」とフランキーは言った。
ビーがファーガソンに呼ばれて行ってみると、看守長室に警察のものだという男が居た。
「私に話すことは?」と警察官はビーに尋ねた。そこにウィルも呼ばれていた。
「殺人課のミアーズだ。ビーの元夫が殺された。何か知ってるのでは?」とミアーズは二人に質問した。
それを聞いていたファーガソンの目が笑っていた。
さるぼぼ母の感想。
焚き火の一件でその力を見せつけたビーはファーガソンと交渉を始めます。麻薬を一掃して理事会から認められることに加え、ビーとフランキーを支配したいファーガソンは狡猾に立ち回ります。
そのことに気がついたビーはフランキーの密輸を阻止するためにフランキーの仲間であるジェシカとブーマーを利用して彼女を押さえつけることに成功します。
パワーゲームをするためにはいろんな犠牲が必要であることを見せつけるこのドラマ。これを見ていると、本当に自分が優位に立つためには時には非情な事も必要だということを思い知らされますね。まだまだあまちゃんだな、と思う私。
(いや、いちおう、まだパワーバランスって身近なテーマなもんで)
一人の平凡な主婦だったビーが刑務所でトップ・ドッグになった理由がここにあります。刑務所の中は社会やコミュニティの縮図なのです。一度優位になったかと思えた関係性も、ちょっとした何かでひっくり返ります。それを見抜いて動くことこそが必要なのです。
ファーガソンとビー、そしてフランキーを巻き込んだ戦いが緊張感を持って進んでいきます。すべてのエピソードに伏線があるので、同時進行の群像劇をストーリーとして語るのはとてもむずかしいと感じますね。でも、だからこそ面白いのでしょう。
書き忘れていましたが、ビーの熱狂的なファンになったキャズ・プロクター(Tammy MacIntosh)がビーにファンレターを送ってきます。キャズがどんな風にビーに関係し、物語にどのように作用するのか、気になってきました。
"You go to that set and it does something to you, you're imprisoned." #TammyMacintosh #Wentworth #KJshow pic.twitter.com/Pu106xRssS
— Kyle and Jackie O (@kyleandjackieo) 2016年7月25日
「ウェントワース女子刑務所」はhuluでただいま配信中
「ウェントワース女子刑務所」が見られるのはhuluだけです。現在、シーズン1〜4までを配信中。
お試し無料期間は2週間で、いつでも解約できます。月額980円で見放題なのでおすすめですよ。