「ウェントワース女子刑務所」シーズン3の第4話「正義の鉄槌」のあらすじと感想

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さるぼぼ母です。

huluで配信中の「ウェントワース女子刑務所」シーズン3の第4話「正義の鉄槌」のあらすじをご紹介します。

※ネタバレになりますので、まだ見てない方はご注意ください。

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リズの心配をよそに、ソフィは酒に酔って人を轢き殺し、ウェントワースに収容される。


ウィルが自宅で交際中のローズとベッドに入ってると、ドアを激しく叩く音が聞こえた。
ドアを蹴破って入って来たのは、ウィルをビーの夫殺害容疑者として疑っている捜査官のミアーズだった。
令状を出して、家宅捜索をはじめるミアーズだったが、なにも見つけることはできなかった。

リズは面会に来た娘のソフィの様子がおかしいのを気に病んでいた。

携帯に電話をしてみたがつながらない。思い余ったリズはカウンセラーのブリジットに相談をした。
ソフィが酷く酔っていたことを遺伝なのではないかと心配してブリジットに話すリズ。
「様子が変なのよ」

リズから頼まれたブリジットはソフィに電話をしたが、やはり繋がらなかった。今度は自宅に電話してみると、元夫の後妻であるケイが出て、強い口調でリズを責めた。何がなんだかわけがわからずケイに対して怒鳴るリズ。
何か良くないことが起こったのだ。

さらに不安になったリズはファーガソンを見つけ、娘に連絡したいと懇願するが、ファーガソンは取り合わない。
「どうしても娘と話したいの」と怒鳴るリズに対し、ファーガソンは強硬な態度で応じた。
リズは看守たちに独房に入れられ、鎮静剤を渡された。

夜中にまた看守に叩き起こされて、事務室に連れて行かれたリズは、そこに娘の姿を発見した。
「手続きができないから、落ち着かせてほしいのよ」とヴェラ。
ソフィは、酔って自転車に乗った男性を轢き殺したのだ。
「なぜ?あなたは未成年でしょ。執行猶予がつくはず」と叫ぶリズにソフィは泣きながら言った。
「速度をかなりオーバーしていたけど、止まらなかったのよ」
ソフィは人を轢き殺した罪でウェントワースに収容されたのだった。
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独房から戻ってきたジョディの様子がおかしいことに気がつくフランキー。


ソフィはヴェラの配慮でリズの隣の部屋に入ることになった。物珍しそうにソフィをジロジロと見る囚人たちを見てさらに怯えるソフィをリズはなんとか母親らしく世話しようとする。
ソフィが入ったことを聞きつけたドリーンとマキシン、そしてビーを、リズはソフィに紹介した。
「ドリーンは妊娠しているの。そしてビーはここのボスよ」
その夜、不安に怯えて泣き続けるソフィの声を聞いているリズも、眠れない一夜を過ごしていた。


独房に入れられていたジョディが一般棟に戻ってきた。ジョディは怯え、憔悴しきっているようだった。密告者に対して囚人たちは冷たい。ジョディに対しても皆は冷たい態度で接したが、フランキーだけは違った。
フランキーはジョディの部屋に行き、うなされいてるジョディに尋ねた。
「看守長に何をされた?」ビーにはめられた?」
しかし、ジョディは怯えた表情でどちらにも答えようとしなかった。


ビーの部屋にこっそり入ったフランキーは、一通の手紙に目を止めた。
そこには「あなたは正義の鉄槌を下した」という文字がかかれ、傍らには「カズ」と署名されていた。

部屋に戻ってきたビーがフランキーが自分の部屋で何をしているかを問い詰めるとフランキーは言った。
「正義の鉄槌だってさ。あんたは人気ものなんだね。熱狂的なファンだ」

フランキーは、ビーがジョディをはめた結果、彼女が衰弱しているとビーを責めた。
「彼女は独房に耐えられなかった」とビーは言ったが、フランキーは納得しなかった。

ビーはジョディを口止めしようとする。


フランキーが自分を疑ってるのを知って、ジョディに口止めをする必要があると考えるビー。
尿検査のために入った医務室で、ジョディはファーガソンの姿を見て突然怯えだして失禁した。
うつ症状があるようだったので検査をしたほうが良い、というヴェラの言葉を遮って、ファーガソンはジョディを部屋に戻すようにビーに命じた。

ビーはジョディをマキシンと共にシャワー室につれていき、フランキーに話した内容を白状するよう脅迫した。
「話が違う。そのせいで刑期が延びた」と泣き叫ぶジョディ。
「バラしたらただじゃおかない」とジョディを脅すビーだった。

フランキーはブリジットにカウンセリングを受けていた。
「ビーが憎い。殺したいほど。これでいい?」とブリジットの質問をはぐらかすフランキー。
「あなたはビーに負けたのね。仕方なくボスの座を譲った。その時の心境を聞かせて。ビーに対して少しは怒りを感じていたのでは? 考えを知りたいわ」とブリジット。

「私の考え? ボスでいるのは疲れる。常に追われる立場だ。報復を繰り返して力を誇示する。中毒者や看守への対応もしなくちゃいけない。今にもおかしくなりそうだ。私が怒るか試したんだろ? でも、仮釈放が近いからビーに構ってる暇はない。先生」というフランキー。
「私は心理学者の“先生”じゃないわ」というブリジットに対し、
「仮釈放に向けて努力している。報復なんかしない」とフランキーは言い放った。

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ウィルとヴェラがフレッチャーに会いに行ってることを知るファーガソン


ファーガソンはローズを看守長室に呼び出した。
「ウィルの件で大変なのでしょう? あなたを心配しているのよ。囚人から冷やかしや中傷を受けているのでは? ウィルと交際中なんでしょう?」

ファーガソンはローズにウィルがビーとの噂もあり、現在かけられているビーの夫殺害容疑も晴らすのが難しく、フレッチャーに対しても暴力を振ったと告げた。しかし、ローズはウィルとフレッチャーの関係は改善しているし、ウィルはフレッチャーに面会に行って和解したと伝えた。ウィルとフレッチャーが会っては困るファーガソンは呆然となる。

さっそく、ファーガソンはフレッチャーのいる施設に行き、コーヒーに砂糖すら満足に入れられない彼のテーブルに座った。ファーガソンはフレッチャーにウィルの面会について尋ねたが、フレッチャーはウィルではなく、ヴェラがよく見舞いに訪れるとファーガソンに言った。

ヴェラはファーガソンに嘘を付いていたのである。

ビーが中庭で何者かに傷つけられる事件が起こり、ファーガソンがそれを指示したことをビーは突き止める。


中庭でバスケをする囚人たちのボールがソフィの前に転がってきた。そのボールを手に取る若くて美しいソフィに興味津々の囚人たち。そのうち、言い合いがはじまり、囚人たちは乱闘になった。
争いに巻き込まれ、倒されたビーが気付いてみると、腰の後ろをナイフで深く斬られていた。12針縫う大怪我だった。

医務室でローズに手当を受けるビーの元にウィルがやってきて、誰がやったかと尋ねるがビーは答えない。
ウィルはビーの耳元で「俺のDNAは一致しなかった」と囁いた。その言葉にほっとした表情のビー。

そのまま安静を取るため医務室に横になっていたビーの元にファーガソンがやってきて言った。

「完全に掌握したと思った?ナイフで襲われて己の力を思い知った?聞かせて。あなたはここを仕切ってるつもり?暴動を利用して力を手に入れたあなたが混乱に乗じて襲われるのは当然だわ。真のリーダーなら、冷静に先を読んで行動するのね。自分で動く時と、人を動かす時の見極めが必要よ」
ファーガソンはそう言って部屋を出ていったが、その言葉を聞いたビーの中でカチッと音がした。

部屋に戻ったビーはマキシンと一緒にジョディの部屋に行った。ジョディがビーを傷つけたのではないかと怒りを隠せないマキシンを押しとどめてビーは言った。

「漏らしたのは、検査を回避するためじゃない。怯えていたのね。私は真実を知りたいだけ。看守長に何かされた?…ナイフを渡されたのね。ヤクもね。私を襲えと命令されたの?正直に話して。さあ、言いなさい!」

「話すわ。やるしかなかった。他にどうしろと?看守長の命令でやった」と白状するジョディ。

ビーを傷つけるように指示したのは、他でもない看守長だったのだ。

ヴェラは中庭にあったナイフを見つけてファーガソンに差し出した。
「よくやったわ」とファーガソン。

ファーガソンはヴェラの裏切りを責め、フランキーはソフィを助ける。


ヴェラがジョディの薬物検査の件について謝ろうとすると、ファーガソンはそれを押しとどめて言った。

「言い訳しなくてもいいわ。あなたは副看守長として優秀だけど、たまに余計な気を回す。フレッチャーのお見舞いの件もそうね。お見舞いに行くのはいいのよ。なぜ私に嘘を?私を裏切った自覚があるのかしら?彼との関係の方が私への忠誠心より大事?ずいぶんと行き届いた心遣いね。お見舞いは必要ないわ。彼は同僚でもないし、友達でもないはず。もう一つ確認しておくわ。嘘を付いたのは私への忠誠がないから?」

「違います。…忠誠心を誓います」とヴェラは小さく答えた。

リズはソフィーをシャワー室に連れて行き、使い方を説明をした。
「下着をつけたままシャワーを浴びてもいい?」とソフィー。
「ええ。私も最初はそうした」とリズ。

そこにルーシーたちC型肝炎の囚人が数名がやってきて、リズを羽交い締めにし、ルーシーはソフィに顔を近づけた。若くてきれいなソフィをレズのルーシーは狙っていたのだった。

その瞬間、モップを片手に持ったフランキーがドアを蹴って入ってきて、ルーシーたちをぶちのめした。
「この変態野郎が!」と叫んだフランキーはルーシーの背中をモップの柄で殴った。
ソフィーは自分を助けてくれたフランキーを見上げていた。

リズがフランキーの部屋にソフィを助けてくれたお礼をしにいくと「取り込み中だ」とフランキーは言った。それを聞いたリズが帰ろうとすると、中からソフィーの声が聞こえた。
ソフィーは密造酒を飲み、ハイになって笑っていた。

自分を助けてくれたフランキーをソフィは慕ったのだ。リズはフランキーに悪態をついてソフィーを部屋から連れだした。

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ビーの名前を掲げて男性に報復する自警団組織の首謀者はビーに面会を求めていた。


囚人たちがTVを見ていると、信じられないニュースが流れた。キャスターはこう言っていた。

「ビースミスの関与を疑える事件が発生しました。妻への暴力で有罪になった男が暴行を受けました」その後、衝撃的な映像が流れ、マスクをした集団が男を暴行していた。男の執行猶予付きの判決は物議を醸していた。映像の最後で女性と思われる容疑者が声明を出していた。

「我々は自警団組織レッド・ライト・ハンド。我々の組織はビー・スミスの名の下に女性への暴力に立ち向かう。法が裁かないなら自分たちの手で裁く。正義の審判を下すのはレッド・ライト・ハンドだ。我々の“正義の鉄槌”に注意しろ」

ビーは急いで自分に届いていた手紙を見返した。そこにも「正義の鉄槌」と書かれており、「カズ」という署名があった。そして、最後に「ぜひ、面会を」と書かれていた。

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さるぼぼ母の感想


リズの娘ソフィがなんと人を轢き殺して同じウェントワース刑務所に入ってきます。なんともやりきれないリズ。自分を責め、そして娘の将来を嘆きます。
自分が刑務所に入れられている間、無事暮らしていたソフィだったのに、自分が仮出所をして間もなくこのような事態になるとは….なんとも悲しい展開になったしまいました。

そして、ファーガソンに操られるジョディが、ビーを傷つけることになります。何とも恐ろしいファーガソン。自分が優位に立つためには法を超えることも厭わない。やはり「フリーク」なんですね。
「フリーク」という言葉は日本では、なんとなく「おたく」的な意味合いで使われている事が多いため、最初はフリークという言葉を聞く度に違和感があったのですが、本来の意味での「怪物」「忌み嫌われるべき異端の存在」とでも言うべきでしょうか。

ファーガソンの「フリーク」ぶりは徐々に極まり、ビーとの激しくなっていきます。
そして、自警団組織を名乗り、正義の鉄槌として女性の虐待に対して報復する謎の女性「カズ」。

ビーは塀の外にいるカズにどうやって対応していくのでしょうか。

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