
huluで配信中の「ウェントワース女子刑務所」シーズン3の第9話「フリークショー」のあらすじと感想をご紹介します。
※ネタバレになりますので、まだ見てない方はご注意ください。
精神病棟から戻る直前にファーガソンに虐待され自傷行為に及ぶジョディ。
隔離病棟から一般病棟に戻る直前に、ファーガソンはジョディの部屋に行き、またもや彼女の精神を揺さぶるような言葉を浴びせます。
「あなたは無用。嘘つきで、裏切りものよ」

ビーはフレッチャーにあの男のことを知ってるなら教えてほしい、と頼みます。フレッチャーはビーが拉致された日に駐車場で男に会ったことを話します。男が白いワゴン車に乗っていて、自分を轢いたのもその男だと思う、と伝えます。
「すべてファーガソンが仕組んだんだ」
なぜあなたを?というビーに、わからない、嫌われていたから、でも事故の前のことは何も覚えていない、カードを盗られたことも、と答えるフレッチャー。
子供と一緒に病院からウェントワースに戻ってきたドリーンをファーガソンは見向きもしません。一般病棟に戻ってくるとドリーンと赤ん坊を皆が歓迎します。部屋にはベビーベッドまで用意されていました。
ブリジットが精神病棟にいるジョディの部屋を訪れてみると、ジョディがファーガソンに言わされた言葉を繰り返しつぶやきながら、自らの目を鉛筆で傷つけていました。血だらけになったジョディの顔。
「いったい何が?」とヴェラはブリジットに聞きますが「よくわからないわ」とブリジット。ジョディが連れて行かれたあと、ヴェラはベッドの下から血だらけの鉛筆を見つけます。
ファーガソンに呼ばれ、ブリジットは看守長室でジョディについて詰問されています。
「一般棟に戻れるという診断だったのでは?なぜ、そんなミスを」とフォーガソン。
「あなたは今朝、ジョディを訪ねたそうですね」とブリジット。
「ええ。でもとても回復しているようには見えなかった。見るものすべてに動揺していたわ。だから目を潰そうとしてのね」というファーガソンにブリジットは言った。
ファーガソンが行くまでは順調に回復していたのに、今朝の訪問が自傷の引き金になったのかも、というブリジットに対して、定期的にジョディを訪問していた、と言います。それを聞いてブリジットは驚いて言います。
「彼女はあなたを告白しようとしていたのよ。あなたの訪問を脅迫と受け取ったのかも。相当なストレスを感じていたはずです」
しかし、ファーガソンは自分の仕事をしただけ、と平然と言ってのけます。そして、今回のことはブリジットの診断ミスだと決めつけます。しかし、それを聞いていたヴェラは緊急時には自分も駆けつけないほうがいいかと思う。C型肝炎なので、と言うのでした。
肝炎のことを職員に公表する、といったヴェラに対し、ファーガソンは公表は昇進に得策じゃない、と牽制するのでした。
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ドリーンが赤ん坊を連れて戻ってくるが、関心を示さないファーガソン。
ジョディが目を自傷して病院に運ばれたことは囚人たちに伝わります。フランキーはビーのせいだと言うのです。
「あんたが無理強いしたからよ。協力して後悔しているよ。守ると約束したのに」
「ファーガソンがまた虐待したのかも」とビー。
ジェシカが独房から戻ってきて、ドリーンの赤ん坊を抱きました。
「やっと会えたわ。完璧な赤ちゃんね。ジョシュア。看守長が私たちを引き離そうとしたけど、もう大丈夫。しっかり面倒みるわ」とジェシカは赤ん坊に話しかけます。
ビーがやってきて、ファーガソンの様子を聞きますが、おかしなことに赤ん坊に見向きもしない、とドリーン。ジョシュアを巻き込みたくないから、もう様子を探るのは嫌だ、とビーに告げます。
ビーはマキシンにドリーンと赤ん坊から目を離さないように頼みます。
図書館でジョディの件についてフランキーに話すブリジットを見かけたヴェラ。
図書館で仮釈放の準備をするフランキーにブリジットは話しかけます。もう、話ができないのかというフランキーに、ブリジットはジョディのことで話がある、と言います。
「犯人はやはりファーガソンだと?」というフランキー。
「ある意味ではね。ファーガソンはジョディの独房を訪ねたと?」
「告発どおりだ」とフランキー。
「ビーが襲われた話を信じる?私は信じ始めている」というブリジット。
行動に慎重にならなければ、と言いながらフランキーはブリジットを誘惑するのでした。
二人が本棚の陰で話をするのを目撃したヴェラは、フランキーとブリジットの噂は本当だったのね、と問い詰めますが、ブリジットはそれを否定します。彼女の担当も外れた、と。
「では何を話ていたの?」というヴェラに人に聞かれたくない話をしていた、内容は言えないわ、守秘義務があるから、とブリジット。
辞職を勧めるヴェラの言葉を遮って、ブリジットはジョディのことをどう思うか話はじめます。ファーガソンがジョディの独房を訪ねてから、自傷行為が始まったことについて話すと、ヴェラはファーガソンをかばうような発言をします。
「あなたは看守長の言いなりね。彼女は恐ろしい人よ」とブリジット。
看守長は法を遵守しており、長い目で見れば囚人を助けようとしている、とファーガソンを庇う発言をするヴェラに対して、虐待の加害者をかばう被害者をたくさん見てきた、あなたも看守長の被害者ね、とブリジットは言ってその場を去ります。
ブリジットのその言葉が頭から離れないヴェラは、ジョディの怪我について職員に報告しようとするファーガソンをじっと見つめます。
「医師の話によると、彼女の右目は回復不能よ。失明するかも。室内に鋭利なものはなかった。彼女が使用したのは、間違いなく鉛筆よ。安全規定によると、鉛筆は鋭利とはみなされない、つまり注意義務違反ではない」とファーガソンがそう報告すると
「なぜ鉛筆が隔離病棟に?」とブリジットは尋ねますが、ファーガソンは素知らぬ顔でそれをかわすのでした。
ドリーンとジョシュアは刑務所に幸せな空気をもたらす。
ナッシュが面会に来て、ドリーンはジョシュアをナッシュに会わせます。
「産んでくれてありがとう、ドリーン。ジョシュア、君に苦労はさせないよ。君は最高のママだ。二度と犯罪には手を染めない」
そういって、ナッシュはうれしそうな表情をするのでした。幸せな家族の瞬間でした。
ジョシュアの誕生は囚人たちにも幸せな一時をもたらしました。ブーマーはジョシュアへの贈り物に靴下を贈ろうとしていました。

彼女は自分が出所するときには43歳になっているので、妊娠できない、と悲しそうにマキシンに語ります。
40歳過ぎて妊娠する女性もいるわ、とブーマーを慰めるマキシンでしたが「相手がいない」というブーマーにマキシンは言います。
「私は万一のために精子を凍結保存しているの」
それを聞いたブーマーはその精子は誰か予約済みか尋ねます。
「候補がいたけど、自分が元彼を刺したので話が流れたわ」とマキシン。
ソフィの公判が進んでいました。ソフィに助言するフランキーにリズは感謝の言葉を伝えるのでした。
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翌日の面会でナッシュは麻薬密輸の疑いで逮捕される。
ナッシュは翌日も面会に現れます。ファーガソンに挨拶するナッシュ。しかし、ナッシュが持ち込んだぬいぐるみの中に看守はドラッグを発見したのでした。
ファーガソンはドリーンにナッシュが薬物を持ち込んだために刑務所に戻されると告げます。なぜ密輸をしようとしたのかと問いただすファーガソンにドリーンは涙目で抗議します。
「フランキーに指示されたの?それともビー?」
ビーは薬物を嫌っています、と否定するドリーンにファーガソンは言います。ビーは最近ハイになっていたのでは?彼女は目的のためなら友人も利用する、あなたも利用されていたのでは?と告げます。調査が済むまでジョシュアはジェシカに預けられます。
ジェシカは乳母車を押しながら、中庭でフレッチャーに話しかけます。
「あなたの匂いが懐かしいわ。抱かれたことも」
「なんのことかわからない」とフレッチャー。

ジェシカはフレッチャーが自分に愛していると告げたことを言いますが、それを聞いてまったく覚えていないと動揺するフレッチャーでした。
ビーとマキシンはなぜジェシカがジョシュアを連れているのか不審に思ってジェシカに事情を尋ねます。
ドリーンは取り調べを受けて、見に覚えのない疑いを否定します。ファーガソンのところにやってきたヴェラはドリーンがやるとは思えない、誰かにはめられたのでは?と言います。
「ビーに指示されて彼に運ばせたのでは?」と平然と言うファーガソン。
「進んでやるとは思えません」とヴェラ。
尖った鉛筆を慎重に並べるファーガソンを見つめるヴェラ。
ナッシュと自分が嵌められたのはビーのせいだと責めるドリーン。ビーはフレッチャーにカードの真相を告白する。
一般棟に戻ったドリーンは自分とナッシュが密輸の疑いで起訴されると語ります。あんなに子供との面会を喜んでいたナッシュがそんなことするはずない、というドリーン。
「あなたの指示ではないかと言われたわ」とドリーンはビーに言います。
フランキーもやってきて、ファーガソンの陰謀ではないかと言い始めます。
「やっぱり病室でした会話を聞かれたんだわ。あなたが悪いのよ。勝つ見込みのない、戦いを始めたから。これは復習よ」とドリーンはビーを責めます。
ビーはフレッチャーに人目のない場所で話をしたい、と持ちかけます。拒否するフレッチャーにカードの真相を話すから、と伝えるビー。
シャワー室に行き、ビーはジェシカがフレッチャーを誘惑し、そのスキにカードを盗んだことを告白します。
「ジェスへの行為を利用したのよ。悪いのはすべて私。はめたのは私よ。車の主を探して」と言うビーの言葉を遮って、フレッチャーはその場を去ります。
フレッチャーはブリジットのところに行き、助けを求めます。その一部始終をヴェラは部屋の外で聞いていたのでした。
フレッチャーが看守室に戻ってくるとヴェラはフレッチャーが動揺していた理由を尋ねます。
「ブリジットに助けてもらっていたんだ。治療を受けているんだ。何か問題がある?」
フレッチャーを心配するヴェラに彼は事故にまつわる自分の記憶を取り戻す手伝いをしてもらっている、と伝えます。詳細を語り始めるフレッチャー。
「僕はある囚人と不適切な関係を持ったんだ。名前は言えない。最低の気分だ」
「なぜ、夢と現実の区別がつかないのに、それを現実だと?」と尋ねるヴェラに
「そう思うんだ。俺は首だな」とフレッチャーは言います。
ヴェラは囚人と不適切な関係を持ったとしてブリジットを辞職に追い込む。
ヴェラはある職員が囚人と不適切な関係を持ったことをファーガソンに伝えます。フレッチャーのことをヴェラが伝えたのかと思いきや、ファーガソンはブリジットのところに向かい、辞職を勧めます。
拒むブリジットにファーガソンはフランキーの仮釈放も無効になりかねない、ブリジットのキャリアにも傷が付く、と脅します。
「卑劣ね」とブリジット。
ブーマーはマキシンに子供を作ろう、と持ちかけます。
「出所の時期が重なって、お互いに適切な相手がいなければ、試してみてはどう?子供をほしいと思ってるんだろ?」とブーマー。
前と状況が違ってるから、と即答しないマキシンをブーマーは必死で説得しようとします。ブーマーはマキシンのやさしさに惹かれはじめていたのでした。
ファーガソンが部屋を去ったあと、ブリジットはヴェラになぜこんなことをするのか、と問い詰めます。ヴェラはブリジットがフレッチャーに変な考えを植え付けたというのです。
ブリジットはヴェラに提出前にジョディのカルテを見るように促しますが、ヴェラはブリジットをウェントワースから追い出します。
去っていくブリジットの後ろ姿をフランキーは泣きそうになりながら見つめます。

ブリジットは去り際にヴェラに言います。
「ヴェラ。看守長は必ず自滅するわ。共倒れは避けてね」
ヴェラはファーガソンが精神病質者であり、ジョディを傷つけたことを確信する。
ドリーンの部屋に行ったビーを彼女は追い出します。謝るビーを責め立てるドリーン。
「ジョシュアは7歳まで父親なしで育つのよ。なんと説明したらよい?相手は看守長よ、予測できたはずよ。出てって」
部屋に戻ったビーはマキシンに言います。
「戦いを止めるわ」
「嘘でしょ?」
「もう無理よ、疲れたわ。こんなの望んでない。私のために一人ずつ犠牲になっている。看守長は悪魔よ。悪魔よ」
「嘘でしょ?」
「もう無理よ、疲れたわ。こんなの望んでない。私のために一人ずつ犠牲になっている。看守長は悪魔よ。悪魔よ」
そういうビーをマキシンは止めます。私が許さない、とマキシン。
ブリジットが去ったあと、ヴェラはジョディのカルテを読み始めます。そこにはファーガソンについての記載があり、“精神病質的傾向あり”、と書かれていました。
急いでヴェラは看守長室に行き、引き出しを探ります。すると、机の奥底に、ジョディが自傷行為をしたあの鉛筆と同じものが入っていたのでした。

さるぼぼ母の感想
前回、人間らしい気持ちをビーに潰されたファーガソン。今回は、思い切りフリーク(異常者)に振り切った行為に及びます。まずはジョディを虐待して、精神病者として一般病棟に戻さないようにし、彼女は自傷行為で失明します。
その次に自分の好意を仇で返したドリーンへの復讐として、ナッシュが持ち込んだぬいぐるみの中に麻薬を仕込んで、彼とドリーンを嵌め、彼らの幸せをぶち壊します。
さらにファーガソンの犯罪に気づきはじめたブリジットを辞職に追いやります。しかし、ファーガソンに疑いを持ち始めたヴェラは、彼女の犯罪を確信するにいたります。
今回のタイトルは「フリークショー」です。フリークであるファーガソンの一人舞台です。一人ずつ巧妙に陥れていくファーガソン。向かう先はどこなのでしょうか。
ドリーンの赤ん坊に執拗に寄り添うジェシカはなんとも不気味。フレッチャーへの誘惑の仕方も不気味で、彼女がどんな犯罪者なのか、精神病者ではないかとさえ思わせます。
そして微笑ましいのはブーマー。やさしくて、力強いマキシンに惹かれ始めるブーマーは彼との子供を授かりたいと願うようになるのです。ブーマーはおバカでデブだけど、とてもかわいいキャラですよね。
マキシンとブーマーのツーショット。
It's the end of a #WentworthPrison era 2N @5star_tv but it's not all doom and gloom pic.twitter.com/d1gapcNb0v
— Socratis Otto (@SocratisOtto) 2016年9月6日
そして、結構嫌われるのがドリーンですね。自分中心で自分だけのことしか考えず、ナッシュが嵌められたこともビーのせいにしようとするんですよね。ドリーンが嫌い、って声、結構目にします。
さて、あまりのフリークぶりに怖気づいたビーをマキシンが励まします。そして、ファーガソンの犯罪に気づき始めたヴェラがファーガソンの地位を揺るがすきっかけを作るのでしょうか。
「ウェントワース女子刑務所」をhuluで視聴しよう!
「ウェントワース女子刑務所」は現在シーズン5までhuluで配信中です。
もともと舞台の脚本であったことから、女子刑務所という特殊な閉ざされた空間の中で繰り広げられる、極限の人間の心理状態を描いた秀逸なドラマだと思います。
まず、見始めたらファーガソンの異常さに目が離せなくなること請け合いです。
シーズン6の日本配信は最短で2018年12月以降ということが言われています。
VOD(動画配信サービス)は現在さまざまなものが出ています。
インターネットがこんなに普及する以前は、動画をネットで見るなんてことは考えられませんでしたし、ビデオをレンタルで借りてくるだけでも結構お金も時間も手間もかかったのですよね。
現在は時間さえあれば、いくらでも楽しむことが可能です。本当に映画好きやドラマ好きにはいい時代になったと思います。
海外ドラマ好きの方におすすめなのは、この「ウェントワース女子刑務所」も配信されているhuluか、Netflixです。配信数や内容は限られますが、Amazon Prime Videoはプライム会員だったら見放題ですので、Amazonで買い物はするけど、それほどドラマや映画は見ない、という方には超おすすめです。なんと言っても月額料金はプライム会員費だけですから。
私はこの数年間huluに加入していますが、日本テレビ系列になってから日本のドラマが圧倒的に増えました。ただ、海外ドラマも最新のものや人気のものが揃ってるhuluはおすすめですね。
「ウェントワース女子刑務所」の他にも評判が非常に高い「ハンドメイズテイル」や「マジシャン」など、huluプレミアで放映されているドラマはどれもかなり質が高いです。
ちなみにhuluの視聴料は月額980円ですね。昔のレンタルビデオでしたら3本借りたら終わりでしたので、なんとリーズナブルなことか。
もし、他のVODとも比較したい場合は、お試し期間が2週間ありますので、比較検討してみてはいかがでしょうか。
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